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性神がこの世に放った獣たち~ 叛
第3章 悦楽>私
 私はタトゥーに起こされ、妻と若い二人の男がいるバスルームに連れていかれた。
 ウォッシュルームに私は跪かされた。手にはまだ手枷がはめられている。ウォッシュルームとバスルームは透明なガラスで仕切られているので、ウォッシュルームからバスルームの様子がうかがえる。そして私はなぜここに連れてこられたのかがわかった。
 白のバスタブに妻を真ん中にして両脇に細マッチョと目の大きい男が湯舟に浸かっていた。驚いたことに二人の若者は覆面を被っていなかった。いやでも三人が目に入る。二人の若い男たちが日に焼けたような肌をしているせいか、妻の肌の白さが際立った。
 もう愕然とするようなことはないと思ったが、それは私の勘違いだった。妻の長い髪が湯に浸からないように団子にまとめられていた。当たり前だが、こんなことを若い男たちがやったとは思えない。つまり妻が自分から髪を結んだのだ、何のために……。二人の若い男たちとのセックスをこのバスルームで愉しむために……。
 妻が二人の男たちと交互にキスを繰り返している。細マッチョにキスをしている時は、目の大きい男は妻のたわわな乳房を揉んだり、乳首を弄ったりしながら、妻の口が自分の方に向くのを待っていた。小鳥が親鳥から必死に餌をねだるようなシーンが私の脳裏に浮かんだ。目の大きい男は待ちきれないのだ。早く自分もキスをしたい。早く早く、そういう思いがダイレクトに私に伝わった。
 絶妙なタイミングで、妻は自分の口を目の大きい男に差し出す。すると妻とキスできない細マッチョは妻の乳房を揉みながら妻の口が自分に帰って来るのを待つのだ。その繰り返し。ぎりぎりのところまで若い男たちを焦らして、二人の性的興奮を高める。それでいて妻自身も絶頂に向かう階段を一つ上る。
 妻にこんな性技があることを私は知らなかった。私とのセックスはいつも単調で、家事の作業の一つのように終わらせていた妻。妻は底知れないエロスの奥義を私にひた隠しにしていたのだ。いや違う。私がそれを知らなかっただけだ。私は妻の表面的な部分でしか妻を評価していなかったのだ。育ちのいいサラブレッドで苦労知らずの嫌味な女。その女がこれほどまで厭らしく、スケベであるとは思いもよらなかった。
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