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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第3章 オフィスメイド 森本 沙織

 会議室に戻った沙織は、柳原に丁寧なお辞儀をして 「お打ち合わせ、お疲れ様でした。この後は、いつものように、バスタブでゆっくりされますか。」と尋ねた。

 柳原は、会議机を立って、部屋奥のソファーに移りながら、「沙織ちゃんこそ、長時間の通訳でお疲れのところを、残ってもらって有り難う。このところ、暑い中で忙しい日が続いていたんでね。それじゃあ、お風呂でリラックスさせてもらうかな。」 と答えた。

 沙織は、部屋奥の洗面室へのドアを開けて、バスタブの湯張りスイッチを押してから、もう一つのドアを開けてキッチンに入り、氷水のグラスを用意してトレイに載せ、ソファー前のローテーブルに置いた。柳原が氷水を飲み干している間に、沙織は手際よく、キャビネットからバスタオルを取り出し、さらに、「お預かりします。」と言って、着替えの入った柳原のボストンバックを持って、再び洗面室に入った。そして、ヘアバンドで髪を上げ、制服と下着を脱ぐと、遅れて入ってきた柳原の脱衣を手伝った。
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