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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第10章 章間③
夕食の時も義父は手を出してこなかった。
掘炬燵に並んで座っているのに…

【自分の女にしたから安心しているの…】

まるで触って欲しそうな感情を打ち消した。
義母の前で何もないことがいいに決まっているのだと…。

それでも深夜になると義父はやってきた。
会う機会を作ると言っていたけど…それはいつになるのかわからない。
そう思うと、花怜も義父を抱きしめていった。

義母は不眠症で薬を飲んでいる。
知っていても旅館の時のように大きな声は出せないとできるだけ抑えた。

執拗な愛撫に蕩けさせられていく。
花怜が気持ちいいところは義父が一番解っている。
そして、義父は意地悪だ。
焦らすように責めて、花怜の本性を剥き出しにしてくる。
義父と過ごす三日目の夜…いったい何度逝かされたのかわからない。

当たり前のようにキスを交わし…
当たり前のようにおねだりさせられ…
当たり前のように…中に出されていった…。

「お義父さん…ほんとに二人で会えますか?…」

「もちろんだ…花怜を手放すつもりなどないと言っただろう…」

求め合うように唇を重ね、抱き合っていった。

翌朝、駅まで義父が車で送ってくれることになった。
義母に別れを告げて家を出た。
最後まで義母にはばれなかったとほっとしてしまう。

駅の駐車場に到着すると、少し時間があった。
義父に言われてLINEを交換した。

「これで、いつでも連絡できるな…」

「はい…待ってますね…」

別れを惜しむように抱き合い、濃厚なキスを交わしていく。
義父がスカートの中に手を入れてくる。

「お義父さん…だめです…またしたくなっちゃうから……」

「いいぞ…ここでするか?…」

「お義父さん…なかなか逝かないから……やっぱりだめです……」

そんな会話を繰り返し…時間ぎりぎりまで舌を絡め合っていった。

「じゃあ、そろそろ行きますね…お義父さん…ありがとうございました…」

「ぁぁ…花怜……できるだけ早く連絡するからな…」

花怜は笑顔を向けて頭を下げると…キャリーバックを転がして駅の中へと消えていった。

卓司は花怜の姿が見えなくなると孝一に電話をした。

「あぁ、孝一…私だ…。これから花怜さん列車に乗るから…。お前、忙しいからって花怜さんを悲しませたらだめだぞ…」

日曜でたまの休みなのだろう。
息子は眠そうな声で言い訳を並べていた。
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