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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第30章 密会 ~本章~
花怜は言われるようにお湯に浸かった。
身体は疲れている。
でもどこか心地好くも感じられる。
髪留めを持っていない髪がお湯に濡れてしまっていた。
ドライヤーを使ったらばれてしまうかと不安になって自嘲した。
【この部屋にいた痕跡に奥さんは気づくだろうか……】
リビングには花怜と黒木の体液が飛び散っている。
黒木だけで全てを消せるのだろうか。
心配しても始まらない。
密会の場所にここを指定したのは黒木なのだから…。
「ふぅっ……」
不安をぬぐい去るように息をついた。
ゆっくりと立ち上がっていく。
【これからもっと求められる……私も…もっと……】
浴室のドアを開けるとバスタオルが用意してあった。
濡れた身体を拭いて、濡れた髪を挟むように水気をとっていった。
バスタオルは水気を含み湿っている。
【仕方ないよね……】
花怜はタオルを畳んで洗濯機の上に置くとそのままの姿でリビングへと向かった。
「…黒木さん?……」
「あぁ…奥さん…こっちにおいで…」
リビングから繋がるダイニングに黒木は裸のままいた。
「簡単なっていうより…酒のつまみみたいなものばっかりだけどね…」
黒木は花怜が来る前に用意していた。
生ハムサラダ…チーズの盛り合わせ…バケットをスライスしたもの…蜂蜜…。
そしてワイングラスが二つと赤のワインボトル。
「すごいですね…なんだがお洒落なものばっかり……」
「料理なんてしないからね…切って並べたものばかりだよ…ほら、座ってよ…」
黒木は椅子を引いて花怜を座らせた。
花怜は横向きに引かれた腰を下ろして、テーブルに向かい椅子をずらそうとする。
「このままでいいんだよ…」
椅子の背を掴んだ黒木に囁かれる。
二人はテーブルを横に向き合う格好で座っていた。
「恥ずかしいですよ…何も着てないのに…向き合ったままなんて……」
花怜は恥ずかしそうに胸元と脚の付け根を手で隠した。
黒木は隠すことなく椅子に座り軽く膝を開いている。
薬が効いているのか、ずっと反り返ったまま裏筋を見せつけていた。
「隠すなよ…俺は奥さんを見ながら一緒に飲みたいんだから…」
「でも…私はお酒は……」
「おいおい…同窓会に出てお酒の匂いもさせずに帰るつもりなのかい?…その方がおかしいだろう…」
黒木はワインのコルクに突き立てたソムリエナイフを回しながら呟いた。
身体は疲れている。
でもどこか心地好くも感じられる。
髪留めを持っていない髪がお湯に濡れてしまっていた。
ドライヤーを使ったらばれてしまうかと不安になって自嘲した。
【この部屋にいた痕跡に奥さんは気づくだろうか……】
リビングには花怜と黒木の体液が飛び散っている。
黒木だけで全てを消せるのだろうか。
心配しても始まらない。
密会の場所にここを指定したのは黒木なのだから…。
「ふぅっ……」
不安をぬぐい去るように息をついた。
ゆっくりと立ち上がっていく。
【これからもっと求められる……私も…もっと……】
浴室のドアを開けるとバスタオルが用意してあった。
濡れた身体を拭いて、濡れた髪を挟むように水気をとっていった。
バスタオルは水気を含み湿っている。
【仕方ないよね……】
花怜はタオルを畳んで洗濯機の上に置くとそのままの姿でリビングへと向かった。
「…黒木さん?……」
「あぁ…奥さん…こっちにおいで…」
リビングから繋がるダイニングに黒木は裸のままいた。
「簡単なっていうより…酒のつまみみたいなものばっかりだけどね…」
黒木は花怜が来る前に用意していた。
生ハムサラダ…チーズの盛り合わせ…バケットをスライスしたもの…蜂蜜…。
そしてワイングラスが二つと赤のワインボトル。
「すごいですね…なんだがお洒落なものばっかり……」
「料理なんてしないからね…切って並べたものばかりだよ…ほら、座ってよ…」
黒木は椅子を引いて花怜を座らせた。
花怜は横向きに引かれた腰を下ろして、テーブルに向かい椅子をずらそうとする。
「このままでいいんだよ…」
椅子の背を掴んだ黒木に囁かれる。
二人はテーブルを横に向き合う格好で座っていた。
「恥ずかしいですよ…何も着てないのに…向き合ったままなんて……」
花怜は恥ずかしそうに胸元と脚の付け根を手で隠した。
黒木は隠すことなく椅子に座り軽く膝を開いている。
薬が効いているのか、ずっと反り返ったまま裏筋を見せつけていた。
「隠すなよ…俺は奥さんを見ながら一緒に飲みたいんだから…」
「でも…私はお酒は……」
「おいおい…同窓会に出てお酒の匂いもさせずに帰るつもりなのかい?…その方がおかしいだろう…」
黒木はワインのコルクに突き立てたソムリエナイフを回しながら呟いた。