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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第34章 花怜と涼華 ~本章~
「お風呂に入ってからですよ……夕食はここじゃないんですから……」

義父の耳に口を寄せて擽るように囁いていく。

「確かにそうだな…花怜は派手に濡らすからな……今からおっぱじめたら中途半端で終わってしまうか…」

「私のせいみたいに言って…お義父さんが長いからじゃないですか……」

「そういうことにしておくか…じゃあ、最初は大浴場でお互いに綺麗に洗ってくるとするか……花怜…わかってると思うが浴衣の下は何もいらないぞ……」

「もう……食事はここじゃないって言ってるのに……」

花怜はゆっくりと立ち上がっていく。

「いいじゃないか…私がそうして欲しいんだから…。ちょっと持っていてくれ…」

卓司はフレアスカートの裾を持ち上げて花怜に掴ませる。
跨いだまま立ち上がった花怜のショーツが露になった。
花怜は言われた通りにスカートを持ち上げている。
濃紺に白い花の刺繍が施されたレースのショーツだった。
クロッチを人差し指を添えて、ぐにゅりと押し込んでいく。

「紺色だと解りづらいな…でもたっぷりと濡らしてる…」

卓司は満足げに口許を歪め顔を近づけていく。

「…ぁん……もうだめですっ……お風呂に行くんでしょっ……」

花怜は捏ねられ腰をくねらせていく。
それでも義父の口が触れるぎりぎりで身を翻した。

「私も少しくらい舐めてもいいじゃないか…」

不満そうに漏らしても花怜は箪笥を開けて浴衣を出していく。

「私が終われなくなるからだめです……お義父さんも早く行きましょ……」

花怜は浴衣と羽織を抱えて悪戯に言った。

「私はビールを1本飲んでからにするよ…。花怜はゆっくりとしておいで…あとはゆっくりお湯に浸かるだけにはならないからね…」

「ほんとにお義父さんは…もう少しオブラートに包んでくれても……じゃあ、私は先に行ってますね……」

時間差を考えてくれた義父の気遣いだと思って花怜は一人離れを出た。

【もうお義父さんは厭らしいんだから……】

渡り廊下を歩く花怜の足取りはどこか軽く思えていた。


花怜が大浴場で身体を洗い終える頃、涼華は旅館に到着した。

「えっと…水河……水河卓司の連れのものですが……」

フロントでそう告げていた。

「はい、伺っております…お待ちしておりました…お連れ様は既に到着されております…すぐにご案内しますのでお待ちくださいませ…」
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