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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第34章 花怜と涼華 ~本章~
「やっぱり温泉玉子だよね…こういうところに来たら……」

涼華がそう言うと卓司も花怜も相槌を打つ。
昨夜と同じお食事処で三人で朝食をとっていた。
打って変わって和やかな食事だった。

「…ご馳走さまでした……お義父さん…すみません…先に戻りますね……」

「なんだ…一緒に……」

席を立つ花怜に卓司が声をかけようとすると涼華が口を挟んだ。

「お義父さん……私もお先です……お花摘みしてから戻るので……」

【配慮が足らなかったな…】

ウインクする涼華に…あぁ…と卓司は頷いて見せた。

卓司はいそいそと離れの部屋に戻った。
用を済ませ、卓司が歯を磨いていると二人も戻ってきた。
花怜も涼華も一緒に歯を磨き出す。
義理の父娘三人で鏡越しに視線を交えながら、笑みを浮かべ合っていた。
なんとなくひとつのコップを使い回して嗽をしていった。

何も言葉を交わすことなく自然と誰からともなく浴衣を脱いでいく。
卓司が脱いだ浴衣は花怜が受け取り畳んで籠に入れた。

掛け湯をして露天風呂に浸かっていく。
卓司が真ん中で三人が並んでいた。
寄り添うでもなく、キスをするわけでもない。
三人ともこれからどんな時間を過ごすのか解っている。
だから焦ることはない。

「朝の温泉って気持ちいいですね……」

「そうだな…」

「そういえばお義父さん…昨日勃起したまま寝ててびっくりしたんだから……」

「私達が触ったまま寝たの気づいてましたか?……」

「もっと頑張るつもりだったからな……ん?……いや、それはわからんが気持ちよく眠れたよ……」

「涼華だって寝起きのあれなに?……」

「え?……ぁぁ…私……低血圧で寝起き悪いんだよね……」

「無意識であんなに思いきり咥え込んだのか……」

三人の笑い声が朝の露天風呂に響いていた。

「お姉ちゃん…じゃんけんしようよ……」

「…もしかしてどっちが先にお義父さんとするかとか?……」

「もう流れでいいんじゃないか?…」

「そうなんだけど……」

涼華は唇を尖らせた。

「よし、そろそろ上がるか…」

卓司がゆっくりと立ち上がった。
準備万端と肉棒は反り返っている。
花怜も涼華もうっとりとそれを見つめて立ち上がった。

「お義父さん…縁側にバスタオル置いてありますから……」

花怜がそう言うと、三人は露天風呂からそのままやり部屋へと上がっていった。
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