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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第8章 温泉旅館~本章~
卓司は手にした箸の先をカチカチと鳴らしながら、俯く花怜に伸ばしていく。
右手で乳房を覆う浴衣の袖を摘まむと、横に滑らせ白く細い腕を露にした。

「な、何するんですか…」

ずらされた衣擦れだけでも乳首を刺激されてしまう。

「脱がされたくないんだろ…しっかりと押さえておけばいいよ…」

白い腕に箸先を這わせていく。

そのぞくぞくとする感触に花怜の腕が震えると、
箸先が、腕と乳房の隙間に潜り込んでくる。

「変なこと、しないでっ…」

箸先が腕との隙間で探すように蠢いていくと…

「あ、見つけたよ…」

「んっ…ぃや……やだっ…っ……」

卓司は花怜の左乳首を浴衣越しに箸で摘まんだ。
その弾力を確かめるように、ぐにぐにと箸先に強弱をつけていく。
左手でお猪口に残った酒を飲み干すと…

「花怜さん…注いでくれないかい?…」

花怜は信じられなかった。
さっきまで食事に使っていた箸で玩んでくるなんて。
義父にとって女という存在は性欲を満たす為の玩具にしか過ぎないのだろうと。
そんな義父に感じさせられてしまう自分にも腹が立ってしまう。
浴衣と乳房を押さえる花怜は冷たく言い放つ。

「…っ…ご自分でしてくださいっ…」

「おやおや、つれないねぇ…さっきはお酌をしてくれてたのに…。あぁ、手が離せないのか…」

箸先を左乳房から右乳房に移しながら、手酌で酒を満たすと舐めるように口にしながら右の乳首も摘まみ弄っていた。

「こんな変なこと…っ…やめてください……普通じゃない……」

「普通ってなんだい?…花怜さんの普通じゃ逝ったこともなかったんだろ…」

乳首を摘まんだままの箸を倒すようにして腕を下ろさせていく。

「ほぅら、一段と尖ってるよ…なんだかんだ言って興奮してるんじゃないか…」

「違う…っ……そんなんじゃ…ぁ…ないっ……」

箸で弄られより硬くしてしまった乳首を隠すように腕を戻すと…箸先は浴衣の胸元の隙間から挿ってきた。
帯を失くした浴衣は緩み、箸先は直接乳首まで届いてしまう。

「あぁっ、ぃやっ……箸でなんてっ…摘まんじゃ……」

卓司は愉悦に満ちた口許を歪めながら…

「こんなに硬くして…いい摘まみ心地だよ…これだけでいくらでも酒が飲めるな…」

花怜の身体を酒の肴とでも言いたげにお猪口を舐めた。
緩んだ胸元からは白い肌を薄紅色に染める谷間が覗き見えている。


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