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私の彼は…若頭なんです。
第2章 痛む傷。

着替え終わるとようやく右京さんが口を開いた。

「腹減ったんだが、夕飯今からでも食えるか?」


「うん大丈夫だよ?すぐに出来るよ。」

「じゃ頼む。」


「出来上がるまで少し横になってたら?少し顔色が悪いみたい…熱あるかな?」


背の高い右京さん、精一杯背伸びし、額に手を添え熱をはかる。


「良かった、熱はないみたい!」


「心配すんな、風邪なんか引いちゃいねぇから…それより少し横んなるわ、出来たら呼んでくれ」


そう言いベッドに横たわってしまった右京さん。


私も覚めた物を温め直す為に寝室を後にしキッチンへと向かった。


今日は、甘酢タレとタルタルソースをかけたチキン南蛮にしていた。


前にお弁当屋さんのCMでチキン南蛮の宣伝をしてて、右京さんが食いたいと呟いていたから。


電子レンジで温め直し、右京さんを呼びにまた寝室へと向かった。

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