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羊にご用心!?
第2章 ~お嬢様、躾のお時間です~
「もう……指で、触れたら……ダメに決まってるでしょ」
「あ……そうでした」
リリムは、アルの指が離れフーっと安息をつく。
滑るように這うアルの指は妙な心地よさがあった。ムズムズするようでくすぐったいのに変な気分になる。
「お嬢様、少し我慢してくださいね」
何を?
リリムがそう尋ねるようとした時、アルは首筋を舌で舐めだした。
「や……ん、な、何を……っん」
「お嬢様は、随分、可愛らしく鳴かれるのですね」
「な、泣く? ……っん」
首筋から耳元をアルの生暖かい舌の感触が肌に伝いゾクゾクっと震える。
────な、泣くって。
確かに、くすぐったくてリリムの目尻には涙が滲んでいた。
「ち、ちょっと……アル……も、もういいから」
「我慢なさって下さいお嬢様」
「我慢って……んぅ、やぁ」