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羊にご用心!?
第2章 ~お嬢様、躾のお時間です~
アルの手はリリムの肩に添えられ、後ろから頭を垂れ耳朶に口づけをしてくる。ねっとりとした舌が耳裏を這う。
「あ……っ、やめ……んぅ」
ピクリと首を仰け反り、リリムは身体を震えさす。
白銀のふわふわな柔らかい彼の髪が頬と首筋に揺れ、それすらもくすぐったい。
リリムは自分の身に何が起きているのかわからなくなってきた。
「アル……香油は…………身体に、ついてもいいのよ」
リリムは震え、切れ切れに声を出しながら、甘い吐息とともに声を搾りだす。
すると、ピタッとアルの耳朶を咥え、なぶっていた舌が止まる。
「そうなのですか? お嬢様」
────ああ、やっぱり知らなかったのね。