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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~


 何だか、言いくるめられた気がしないでもないが。

 ────面倒を見ると言ったのは自分、お父様もアルのこと見直していたみたいだし。

 湯浴みと言っても、裸になるわけじゃない。



 リリムはいつもメアリーに湯呑みに入れてもらっていた。ひとりで湯浴みなどしたこともなく、どの道手伝いがないと湯呑みすらできない。

 アルの言うとおり意識しすぎるのだろうかと、リリムは納得しだした。


 父もメアリーも、アルが今日からリリムの、世話をしている事は知っている、何も言って来ない所を見ると普通の事なのだろうかと思い始める。


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