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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~
「んっ……っ!?」
彼の口づけを受け入れようと思えた瞬間、顎を固定していた手がリリムの胸に触れた。
「や……なにするの!」
「すみません、お嬢様…………」
「謝るなら止めて」
そういう事に疎いリリムもこれが何をしているかぐらいわかる。社交場の娘たちが恥ずかしげもなく男性は情事をする時そこを触るのだと。
やれ、大きいのがどうとか。
小さい胸は駄目だとか…………
耳を塞ぎたくなるソレをアルがしている。
ちゃぷ、ちゃぷと温水の中、湯用着の上から、成長途中の控えめな胸をアルの手に包み込まれる。
「お嬢様……お許しください、ワタシはもう抑えがきかなくなりました。覚悟は出来てますですから」
「やぁ、ひ、どい……アルっ!」
アルの言う覚悟とは執事を辞めるつもりだというのはわかった。でも、だからと言ってこんな事許されるわけがない。