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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~
 



「あ、アル? どこに行くつもり」

「やめるつもりはないと何度も申し上げたはずですが?」

 サンルームの森の中、とでも言うような。
 そこにはこの地にはない、熱帯地方の木々が埋めてある。

 そこに身体を休める大きめのチェアーが置いてある。熱いサンルームで、サウナ室として利用されることもあり、リリムも何度か腰を下ろしたことのあるチェアー。

 アルはそこにリリムをおろし身なりを整えてくれた。

 そして、リリムの両手を持ち上げ、包み込むように握り締める。

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