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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~

「無理だもの、夢を見て壊されるなんてイヤ。弱気だと思われても、アルが側にいてくれればそれでいい」

「…………お嬢様は……無意識に、男性を誘うから困りものですね」

「誘ってるわけじゃ……」

「無意識にといったでしょ? お嬢様の前だと腑抜けになり堪えがきかなくなる。知れば知るほどアナタ様は可愛らしい」

 アルは、そっと口づけをする。

「好きですお嬢様」

 胸がキュッと高鳴ってしまう。

 その素直に気持ちを言えるアルも大概、自分をその気にさせてると思う。

 アルは、自覚がないのかその事に気づいてない。

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