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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~
「続きをしても?」
リリムはコクっと頷く。
アルはしとど濡れた自身のシャツを脱ぎ捨てた。
「…………嘘」
「どうか、されましたか?」
上半身裸となり、アルはリリムの湯用着に手を掛ける。
「あ……や、だ」
「いや? 脱がされるのはイヤなのですか? ワタシはお嬢様と肌を合わせたい」
────だ、だって。
月夜の惑わしか、アルの身体はとても綺麗だった。
少年のような顔立ち。背は高くもなく低くもない。だけど、その細身に見えた身体は筋肉質で無駄な箇所などなく男性を安易に想像させる。
軽々と自分を抱きかかえるはずだ…………
「お嬢様、恥ずかしいのはわかっております。しかし拒絶されると男は傷つくのです。抱かれてもいいと仰って下さったのは嘘ですか?」
「ち、違うの。アルが…………あまりにも綺麗だから。私の身体なんて見せれない」
真剣に落ち込んでるのにアルはフッと笑った。
────ひ、ひどい。