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第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~

「あ……っ」



　ちゃぽんっと、ときおり静かなサンルームに雫の落ちる音が響くなか。

　くちゅ、っと下肢の間から水音がした。

　自分もよく知らないその場所を触れられピクッと腰が跳ねる。

　羞恥が襲うもアルの口づけに意識を奪われ萎縮はしなかった。

　蜜口の周りをゆっくりと撫でピチャピチャと水音がした。


「お嬢様、濡れてるのわかりますか？」

「んぅ……わ、かる……どうして……」

　温水の中でもないのに、そこがぬめり潤んでいるのがわかる。はぁ、はぁと、呼吸を乱しながらリリムは尋ねる。