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羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~
そんなリリムの気持ちを知ってか知らずか、アルはニコッといつものように微笑む。
犬コロ見たいなふわふわの髪、その奥の瞳はキラキラと輝く。
「お嬢様を起こしにきたのですが、気持ちよさそうに寝ていらっしゃったので、ついワタシも一緒に寝てしまいました」
「…………へぇ?」
リリムは情けない声をだしポカンと口を開きアルを見る。
「昨日から一緒に寝てたんじゃないの?」
アルは、パチパチと瞬きをし少し考えながら、
「ご一緒しても宜しかったのですか?」
リリムは、フルフルと全力で首を横に振る。