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羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~
「…………っ!?」
アルはリリムの手を引き自身に引きつけた。
キッチリとシワひとつない燕尾服で、横になっているアルの胸元にのしかかる格好でリリムは抱きしめられた。
「お嬢様、着替えしましょう」
「えっ、こ、こで?」
「ついでに胸を触っても宜しいですか?」
────つ、ついで…………
仮にも主人に対し失礼ではと、リリムの伯爵家の令嬢としてのプライドがその言葉に怒りを覚えた。
「ついではいやよっ!」
「…………では、戯れたついでに着替えをしましょ」
────それなら……って、違う!
「ダメよっ! 朝から不謹慎よアル」