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羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~
昨日は慄くばかりだったのに、何故か今日は素直に気持ち良いと感じる。そればかりか、優しく触れるその指に焦れったさを思う。
────大人になってしまったんだわ、こんな淫らなことを喜ぶ身体に。
昨日よりもやや高鳴るものの心臓は静かなもので緊張もない。
「……っ、あ。き、着替えをするんでしょ」
「お嬢様がそう望むのでしたら止めますが?」
ゴクっと、リリムは息を呑む。
駄目だと、言うべきだとわかっているのに。
前のめりに倒れ込んだ身体がアルの目の前に胸を差し出している。
優しく触れられたそこがジンジン熱くて、身体がウズウズとしてくる。