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羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~


 アルはその場に指を止めパタパタと内側を揺らす。

 熱くなったそこの奥から何かが溶けだすように、アルの指に絡み潤滑油となりなじんでゆく。


「……っ、アル……また、変になる」

「だいじょうぶです。そのまま感じてください」


 何をもってだいじょうぶなのか、やはりわからない。だけど、リリムの心は少しずつ変化していた。


 男性とこんな事をするなんて想像もした事ない。
 社交界でもここまでのことは訊いたこともない。


 だけど、アルに抱きしめられ、自身も知らない場所を触ってる。

 身体も高揚し、むず痒いような、しびれるような初めて味わう感覚に身体が悦んでいる気がした。

 自分の身体なのにこんな感情を湧き上がらせる場所がある事を知らなかった。


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