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ある冬の日の病室
第6章 天使が舞い降りた
「気持ちいい。翔の舌は最高よ」
 里奈はそう言いながら、僕の顔の上で腰を前後にゆっくり動かした。里奈は自ら動くことで気持ちのいいポイントを探しているのだ。
「んぐ」
 そんな声が僕から漏れた。息継ぎすることすら煩わしい。そのくらいの勢いで僕は里奈の秘穴を舐め続けた。
「翔、おばさんを気持ちよくさせて。翔の舌でいかせてほしい。おばさんのマン汁が枯れるまで舐め続けるのよ。わかった?」
「……」
 声を出す代わりに、僕は小さく頷いた。多分里奈はそれに気づいていると思う。
 いつの間にか僕は里奈のお尻を抱えていた。柔らかなお尻だった。そして、里奈の白衣に染み込んだアルコール消毒液の匂いが僕に送られてきた。その匂いは、僕と里奈が今とても悪いことをしていると伝えに来ている使者のようだった。
 自分の唾液と里奈の淫汁で、僕の口の周りはベトベトに濡れている。時間が経つにつれ、里奈の女の匂いが僕の体に棲みついていく。それは僕が望んでいることだ。僕は、僕の中に里奈のすべてを仕舞い込みたい。
「そろそろこの大きいおちんちんがほしいわ。翔の初体験。私のおま×こで済まそうね」
 里奈は後ろを振る向いて僕のペニスを握った。
「うっ」
 また僕から妙な声が漏れた。
「もうカチカチね。若いっていいわね」
「あの」
 僕にはどうしても聞きたいことがあった。
「何?」
「僕のちんぽとご主人のちんぽ、どっちがいいですか?」
「生意気ね」
「ごめんなさい」
「どうしても聞きたい?」
「はい」
 どうしても聞きたい。里奈の口から僕とご主人のどちらがいいのか? どうしても聞きたい。
「硬くて大きいのは翔のおちんちん、でも愛しているのは夫のおちんちん。これでいい?」
「……はい」
 僕はいろいろな場面で負けるという経験をしてきた。例えば、バスケの試合。例えば、第一志望の大学に合格できなかったこと。例えば、山名と権藤に女で先を越されたこと。でもそれらのすべては、僕にとっては大したことのない負けだ。
 里奈は僕ではなく、ご主人を選んだ。どこかで僕を選んでくれるのではないかと期待していただけに、僕の心は一気にしぼんだ。里奈の心は僕に向かっていない。十九年生きてきた中で一番辛くて悲しい負け。胸を締め付けるような敗北感。よりによって僕の初体験の時に……。
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