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第3章 全裸での冒険開始

そもそもこの世界・・・"アルゲンハイム" とはどのような世界なのか。どうすればテレポーターに会えるのか。この世界には他に人間は住んでいるのか。街はあるのか。季節や、昼夜の概念はあるのか。・・・色々と情報が足りない。

まずは他の人間を探し、情報を集めるしかない・・・。意を決してリリナはほぼ全裸の姿で立ち上がり、胸と股間を手で隠しながら、森の出口を探して明るい方向へと歩き始めた。

あまり広くはない森だったらしく、五分ほど歩いただけで森の出口に辿り着いたリリナ。森は少し小高い丘の上にあったようで、出口に立つと遠くまで見渡すことができた。

「(あっ！あそこ・・・)」

数キロほど先だろうか。大きな街が広がっているように見える。街中には多くの人影が見え、また街の奥の方には一際大きな建物がそびえ立っている。

「(あそこに行けば、たくさんの人が居そうだわ。テレポーターさんの居場所を知っている人もいるかも・・・)」