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第6章 スライムの栄養補給

リリナはその後、色々と男に質問をし、以下の情報を集めることができた。

・一日は二十四時間で、昼夜が存在すること
・季節という概念は無く、年間を通じて暖かい気候であること
・"電気" と言う概念が無く、電化製品などは存在しないこと
・代わりに様々な "スキル" によって文明が栄えていること
・人間が住んでいるのは街などの一部の地域だけであり、それ以外の場所ではモンスターが出現すること

また、次の目的地となる数キロ先に見えた街についても、以下の通り確認した。

・数キロ先に見えている街は "ヒューガイア"と呼ばれる人間の国であり、ここから徒歩一時間程度で到着できること
・この世界にはヒューガイア以外にも複数の国があり、それぞれ人間以外の種族が治めていること
・ヒューガイアの城には人間の国王が住んでおり、ヒューガイア国王には数名の "テレポーター" が仕えていること

この情報を踏まえると、ヒューガイアに行ってその "テレポーター" に会い、元の世界に帰してもらえるようお願いする、というのがリリナの最終目的となった。