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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女
店を出て、琴美を暗くなる前に家まで送ることにした。
「一人で帰れるから大丈夫だよ!小学生の頃から一人で帰ってるもん!」
「別に小さいから送るって言ってんじゃなくて!女の子だから送るって言ってんだよ!女の子扱いしてんの!」
はっきり言わないと多分わからないと思うのではっきりそう言ってやった。
「いつも一人で帰ってるもん…」
はっきり言ってもわかってくれないだと!?
いつも小学生扱いされてるから送ってもらったことないのだろうか。
「なんて言えばいいんだ?年頃の女の子だから変な男に狙われるかもしれないだろ?」
琴美に説明をしてあげていると、後ろから肩を叩かれる。
「コホンッ…君!こんな女の子に制服なんか着せて何しているのかね?」
「は?誰だよ…うえ!?」
なんと警察!?
「通報があったんだ!男子高校生が女の子連れ回してるとな!お前だな」
「違います、この子とは同級生で」
「事情はそこの交番で聞く!来なさい!」
「はわぁ!おまわりさん本当に違うのー…」
「お嬢ちゃん、もう大丈夫だからね」
なんで俺が捕まってんだ…?
二人とも同じ学校の制服着てるのになんで疑われるのかわからない。