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無垢な彼女
第3章 しっかり者彼氏
エッチが終わると淳君は抱き寄せてくれた。
「……淳君…ごめんなさい…」
「ん?何が?」
淳君にギューッと抱き付く。
「……ンー…エッチの時もまたいっぱいわがまま言っちゃった…」
「そうだっけ?琴美が色々してくれるの嬉しくて覚えてないな」
「淳君、琴美の事甘やかしちゃダメなのぉ…淳君がせっかく琴美の体力の事考えておしまいって言ってくれたのに無理にヤって途中で力尽きちゃうし…自分でやるって言ったのに結局淳君にやってもらっちゃったし…」
「琴美。気にし過ぎだろ」
「だって…この前琴美がワガママで悪い子だったから怒られちゃったばっかりなのに…」
淳君はいつものようにポンポンと頭を撫でてくれる。
「あの時は琴美が授業サボろうとしたり、別れるなんて言うから…ワガママのポイントが違う。それにワガママ言わないように付き合ってたら窮屈で付き合ってても楽しくないじゃん…俺は琴美にワガママ言ってほしいよ」
「…そっかぁ…やっぱり授業サボったら駄目だもんね…あのね…琴美、淳君と別れる!なんて言ったけど本当はそんな事思った事ないの!」
「わかった。もう簡単にそんな事言うなよ?あと、授業サボるのも具合悪い時以外は駄目だからな?ホームルームもうちのクラスの方が先に終わってもちゃんと待ってるから」
「あい…ごめんなさい…あ!琴美…淳君と離れてる間ね…安藤君にデパ地下の限定のお弁当買ってくるように言われてサボっちゃった…」
「ハ!?」
「でもね!恋人にはちゃんと尽くさないといけないんだって…頑張って買って帰ったら喜んでくれたし…お弁当作ってあげるのと一緒なんでしょ?」
「ごめん、全然意味わからないんですけど…とりあえずもうするなよ?俺はそんなサボってまでして買ってきてもらっても全然嬉しくないからな」
「あー!淳君、雪ちゃんママと同じ事言ったー!」
「普通に考えてそうだろ!琴美は俺の事好きでいてくれればいいんだよ!」