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無垢な彼女
第3章 しっかり者彼氏
「ところで、中間の結果見せて」
「え…あの…うー…」
ヤバい…あんな悪い点数…
しぶしぶ鞄を引き寄せて中から返却された答案用紙を出して淳君に渡した。
「………全部赤点か」
「うぅ…」
「…今回は俺が琴美の事動揺させるような事したわけだしな。でも、いくらうちの学校大学までエスカレーターって言ってもこれはマズいよな」
「……」
「…まぁ、先生から琴美の事言われたから今回の結果がヤバいっていうのは知ってたけど」
「うそー!先生なんで淳君に言うの!?」
「期末でちゃんと結果出して卒業まで成績キープ出来れば問題ないって言ってたし、ちゃんと勉強俺が見るから安心しろよ」
「…でも琴美…こんなに今回悪かったのに大丈夫かな…」
「大丈夫。琴美はやれば出来るよ。大学も一緒に行くんだろ?」
「うんっ!琴美、淳君がいれば頑張れる!」
「…よし。じゃあ、服着てテストの間違えたところ解き直そうな」
「え…今から勉強するのー!?」
「当然。今回悪かった分いつもより頑張らないとな」
これからももっと淳君といれるようにお家でもちゃんとお勉強しよう。
悪いことはちゃんと怒ってくれて、普段は優しくて
男の子にもモテちゃうしっかり者の淳君が大好きです!