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無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女
次の日。
昨日のが嘘のように復活していた。
ちゃんと朝立ち…してる。
今日も回数こなすぞ!
今日雪ちゃんの空いてる時間を聞いて…
俺はスマホの画面を見て気がついた。
雪ちゃんの連絡先知らねー!!
うっそ…まじで?なんで俺聞かなかった?
帰りは精根尽きてて、淳が家まで送ってくれて…淳が雪ちゃんのことも送って帰るから安心しろって言ってた…
記憶が甦ってきた。
なに?俺何なの?
何で淳がカッコイイ感じになってんの?
俺は急いで淳に電話を掛けた。
「もしもし武山?お前もう大丈夫なのか?昨日死にそうだったけど…」
「全然大丈夫なんだけど大丈夫じゃないんだよ!大野、雪ちゃんの連絡先知らない!?」
「知らないけど…え?武山知らないのか?」
「聞くの忘れたんだよ!」
「ぶっ…ククッ…お前ら付き合ってんだろ?」
「笑うな!そ、それに…まだ付き合ってない…」
「まじで?……うん…まぁ、頑張れよ」
「頑張ってんだよ!なぁ!小山経由でなんとか連絡先交換出来ないかな?」
「わかった。聞いてみるよ」
「頼む!」
雪ちゃんの家もわからないし、隣りのクラスに知ってる奴いないし頼みはここしかないんだ。俺はスマホの前で正座をして連絡が来るのを待った。