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第5章 分析彼氏

しばらくすると、委員会の集まりが終わった人達がガヤガヤと廊下を歩いている音がした。

そして教室の扉が開いた。

すると、教室に入ってきたのは所謂イケメングループの三人だった。私でも知ってるくらい学年で女の子に人気のある人達。
二人は同じクラスだけどもう一人一番人気の高い大野君も一緒だ。
本当カッコイイなぁ…

「淳君ー！委員会お疲れ様ー」

なんと琴美ちゃんが大野君にそう言って抱きついた。

「おう。長引いてごめんな？」

「ううんっ！優菜ちゃんと待ってたのー」

琴美ちゃんの彼氏って大野君の事だったんだ！

「小山小山！俺にもお疲れ様ギューッて！」

そう言ったのはそのイケメングループの一人の明るくてなんとなく可愛いイメージのある武山君だ。

「えー！武山君にギューッてすると淳君に怒られちゃうよ」

「俺にも温もり分けてくれよ！あ！じゃあ、谷本さん！」

「えっ！？私！？」


突然振られて動揺してしまう…。
こういう時どういう風に乗ればいいんだろう？

「おい、クラスメートにセクハラすんな」

「ギューッくらいいいじゃんか！っつーか小山と谷本さん仲良かったっけ？」

「ふふーっ！なんと、琴美は優菜ちゃんとお友達になりました！」

「マジで！？谷本さん！俺とも友達になって！」

「へ…あ！はい！」

「よっしゃー！クラスの可愛い子と友達になれた！」

「か、可愛いなんて…そんな事…」

「武山。長谷川待たせてんじゃないのか？」

「そうだ！雪ちゃん！今行くよ！」

武山君は嵐の様に去っていった。
長谷川さんは去年同じクラスで、すごく美人な子で武山君と付き合ってるのは有名だった。