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無垢な彼女
第5章 分析彼氏
「それじゃあ、私こっちだから…」
ここを曲がっても帰れるのでそう言って早めに分かれる事にした。
「あ、そっかー!今日一緒に雨宿り楽しかったー♪また明日ね!」
「うんっ!私も琴美ちゃんと話せて楽しかった…あ、鴨宮君もここまで入れてくれてありがとね!じゃあ、また明日」
私は小走りで鴨宮君の傘から出た。
あー緊張したー!
急いで帰らないとビショビショに…あれ?雨降ってない?
!?
なんと、私はまだ傘の下にいた。
鴨宮君が何故かまだ一緒にいて、私に濡れないように傘を差してくれている。
「か、鴨宮君…?もしかして、鴨宮君もお家こっちだった?」
すると、黙ったまま手首を掴まれて離してくれない。
どうすればいいんだろ…家に向かえばいいのかな?