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無垢な彼女
第6章 愛しの彼女

全く眠れず、腕の中にいる雪ちゃんの匂いを嗅ぐ。


すげぇ…良い匂い…。


この匂い嗅いでいられるなら変態と思われてもいいや…


「…涼太何してるの?」

「ふがッ!!お、起きてたのかよ!」

「さっきからモゾモゾ動くから寝れないの」

「ごめん…なんか目冴えちゃってさ…雪ちゃん良い匂いするし」

「あたしの匂い好き?」

俺は雪ちゃんの鎖骨のあたりに顔を埋めた。

「…うん。めちゃくちゃ好き」

「あたしも…涼太の匂い好きだよ?」

「じゃあさ!俺は!?俺の事好き!?」

これは…雪ちゃんに好きだと言わせる大チャンスじゃないか!
匂いまで好きって言ってくれてるんだからこれは言ってくれるだろう…

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