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無垢な彼女
第7章 無邪気な彼女
とりあえずかなり遅くなったけど、修理が終わってやっと帰宅する事が出来た。
帰宅途中の事だ。
よっぽど疲れていたのか前方不注意で前から歩いてくる人とぶつかってしまった。
ドンッ
「あ、すいません!」
「…」
ふくよかなリュックを背負った男性は俺のことを睨んで何も言わずに去っていった。
高そうな一眼を首からぶら下げて、こんな住宅街で何撮るんだ?
アレ??
うわ…俺は本当に何やってんだよ。
今気がついた事だが、自分の家ではなく琴美の家に向かっていた。
いつも送っていくから完全に琴美の家の方から帰るのが癖になっていた。
相当頭働いてないな。しっかりしろ!俺!