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無垢な彼女
第8章 甘美な彼氏
鴨宮君の爽やか笑顔、卒業アルバムの笑顔だったなぁ…
優しい微笑むくらいの笑顔は見たことあったけど爽やか笑顔は生で見るのは初めてだった。
もう一回見たいなぁ。
その日最後に寄ったラブホテルでエッチが終わった後にお願いしてみる。
「ねぇ?さっきの爽やか笑顔やってぇ?」
「……やだ」
「なんでぇ…格好良かったからもう一回見たいなぁ」
「…」
鴨宮君はふいっと向こうを向いてしまった。
「雄君ー…1回だけ!」
そう言うと、ガバッと私の上に覆い被さる。
見せてくれるのかな?
「……まだ元気ありそうだな?」
「え?元気?…はうッ…ゃぁん…雄君ッ!爽やか笑顔はぁ?」
「……知らない」
利用時間ギリギリまでエッチをしてしまい、爽やか笑顔を見せてもらえなかった…。
いつか絶対見せてもらおう。