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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女
今日は琴美の夏休みの宿題を手伝っていた。
手伝うと言っても琴美がわからないところを教えるってだけだけど。
今日なんて誰もいない俺の家で二人だけだ。
宿題を一生懸命やってる琴美の邪魔したら悪いし、今日も止めとくか…。
そんな言い訳を頭の中でしていた。
「淳君ー…お腹空いたよー…」
「あぁ、もう昼か。近くのファミレス食べに行こうか」
「やったー!」
家の近くのファミレスに行って、店員に席に案内される。
「こちらの席でよろしいでしょうか?」
「はい」
「あ!淳?淳でしょ!?久しぶりー!」
「え?あ!…ひ、久しぶり」
ヤバい…元カノだ。
隣の席で、よく見ると向こうも彼氏連れか。
向こうも同じ状況だし…食べ終わってるっぽいし、声掛けて終わりだろう。
琴美もペコッと頭下げた。
「あれ!?淳、妹いたんだっけ?あ!従姉妹とか?夏休みだもんねー」
「違う!…彼女だよ」
「え!?マジ?どこで見つけたの?ロリ好きだったんだ!びっくり!」
元カノも彼氏と来てんだから話しかけるの控えろよ。
元カノの言動にイライラする。