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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女
俺はあいつらとは反対の方へ向かった。
「大野君いいのー?みんなと遊ばないの?」
「いいよ。今日は俺がいないほうがあいつらには都合がいいんだよ」
「えぇ?なんでー?」
小山を駅前のカフェに連れて行ってあげた。
男同士ではなかなか入りずらい店で、女の子を連れて行くんだったらちょうど良さそうだと前々から思っていた場所だ。
店に入ると小山はキョロキョロして楽しそうだった。
「琴美ねー!ここ来てみたかったのー!」
「そうだったんだ。なら良かった、好きな物頼めよ」
「本当にいいのー?」
「あぁ」
「やったー!えっと…どうしようかなー?ハッ!……わぁぁ…大野君!琴美、これ食べたい!」
小山はメニューに一番大きい写真で載っているパフェを指した。
小山の好みド真ん中だったらしく、大興奮の様子。
「チョコレートブラウニースペシャルパフェな?」
「うんっ」
店員が来て、注文をした。
しかし…こんな喜んでくれるなんてな。
小山もまぁ見た目小学生みたいだけど…可愛いし、見てて飽きないし合コン行くより良かったかもしれない。