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無垢な彼女
第2章 正統派彼氏
時計の袋を見てからずっとモヤモヤする…
淳君と一緒に帰る時までモヤモヤ。
「琴美?なんか拗ねてる?」
「違うの!拗ねてないもん!淳君が色んな女の子に呼び出されたって平気だもん」
「それか…琴美の心配するような事ないから安心しろよ」
「…いっぱいプレゼントもらったでしょ?」
「もらってないよ。琴美と武山達以外からはもらわないことにしたから」
「嘘つきー!ブランドの時計もらったでしょー!」
「は!?あ、さっき鞄に入ってたの見えたのか?あれ下駄箱に入ってて、くれた人わかるまで持ってたんだよ。あとでわかって返したから」
「…そうなのー?」
「心配しなくても大丈夫だって言ってるだろ。明日楽しみにしてるんだからさ…」
「淳君…疑ってごめんなさい…」
「いいよ。袋見えて心配しちゃったんだよな」
淳君は頭をポンポンと撫でてくれた。
「琴美ね、明日の為にいっぱい準備したから楽しみにしててね!」
「うん。ありがとう」
家に帰ってからママと明日の為にケーキを作ったり、準備万端にした。