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第11章 永遠に貴方のもの

「んあぁぁぁっ！あぁぁ、はぁっ」

高い声を上げ仰け反った珠代の首に
秀一は強く吸い付くと、
火照った肌に赤いキスマークを残す。

そしてグッグッと小刻みに動きながら
大きな乳房を幾分強めに揉みしだいた。

「凄いよ、いつもより濡れて、締め付けてくる」

「あはぁっ…いい、いいよぉ…っあぁん！」

秀一が腰を打ち付ける度に
パシャパシャと水面が波打つ。

繋がったところからはそれとは別の
グチュ、グチュと粘り気のある水音も響いた。

「あああああっ！
もうイ、イきそ…あぁぁ、
イく、イっちゃう！…っ」

「俺も、そろそろ…っ！」

「もうダメ…ッ！や、ああぁぁっ！」

ラストスパートをかけ
激しく突き上げてくる秀一の背中に
強く抱きついて珠代は甲高い声で限界を告げる。

思い切り奥へ押し込まれたペニスが
ドクドクと何度も脈打ち
中で射精しているのを感じながら
珠代も身体を震わせて絶頂に達した。

射精したあとも
二人は繋がったまま岩風呂の中で抱き合っていた。

「珠代…」

「なぁに？あなた…」

「この温泉、別名『子宝の湯』というらしいよ」

「じゃあ…妊娠しちゃうかしら…」

珠代は慌てて頭の中で日にちを数えた。
排卵日ドンピシャだった。