この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
カクテル好きの男たち
第2章 最初のお客さま

。。。。。。。。


方や、梓ママのクラブでは
夫の秀一が水割りを文字通り水でも飲むかのように
グビグビと煽っていた。

「あんまり飲むと体に良くないわよ」

「よく言うよ
薄い水割りを飲ませてぼったくるつもりのクセに」

秀一が悪態をついた。

自分でバーテンダーを出来ないもどかしさが
秀一を悪酔いさせていた。

「今夜は、この辺にしときましょうね」

クラブの梓ママは秀一のグラスを取り上げた。

「裕美子さ~ん、私、秀一さんをお送りするから
あとはお願いしていいかしら?」

贔屓の客が帰って
暇そうにしているホステスの裕美子に
店の戸締まりを頼んだ。

「はぁ~い、ママさん、気をつけてねぇ」

気をつけるもなにも
こんなに酔ってしまえば
立つものも立ちはしないだろう。

反対に私が送り狼になって
ふにゃチンでいいからおしゃぶりしちゃおうかしら

そんな事を思いながら
「ほら、秀一さん、帰りましょうね」と
脇に手を差し込んで無理やりに席を立たせた。

店を出て、夜風に当たると
幾分か酔いが覚めたようで
「すまん、ちょっとバーを覗いていくよ」と
梓ママに支えられながら
二人は珠代が代理バーテンダーを勤める店へと
足を運んだ。

バーの看板は煌々と明かりが灯っていた。

「まだ店を閉めていないわね」

いつもならとっくに閉店しているというのに
まだお客さまがいるのかしらねえと
梓ママは怪訝そうにそう言った。

/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ