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じゅんあいファミりりす〜痴魔女の母〜
第1章 父ちゃんであり、じいちゃんでもあり…
急遽繰り広げられた両親の謎のままごとに、当然ながら理解はまったく追いついていない。

だが龍都は、ふと視界に入った父の股間がとんでもないことになっているのに気づき、さらに困惑した。

履いていたトランクスの前方から、いつもの風呂上がりの状態より何倍も大きく伸びたペニスが、上を向いて飛び出していたのだ。

先端はまるで桃のように丸く肥大化し、ぬらぬらと赤黒く艶めいていた。竿部分には血管が浮き上がって、今にもはち切れてしまいそうに感じた。

(父ちゃんのチンチン、なんであんなになっちゃってんだ?)

だがそんなことを訊けないほどにふたりは夢中になり、そのうちに父の右手が、母の腹を履いながらゆっくりと股間に伸びていった。
あんなところを触ってはダメだと言われていたのに、乳首にしゃぶりつきながら、股に添えた手をゆっくりと動かしている。
母も怒ることなくそれを受け入れ、脚を広げると腰を動かしながら、更に粘っこい声を上げた。
龍都はこの声が不快だった。
母が違う人間になってしまったように思えたからだ。

「息子に見られてるといつもより濡れるんだな。さすが淫魔だ」

クチャ、クチャ、と水音を立て、しうこく乳を舐り続けながら、膣内を中指と薬指でゆっくり掻き回す。しばらくしてからそっと抜くと、愛液まみれの指で今度はクリトリスを刺激し始めた。

小刻みにか細い鳴き声をあげ、身体を震わせる母の姿。龍都はそれが『痴態』であることを、溶けたようなその表情で、本能的にはっきりと認識した。

「お父さん、もうチンチン入れよ?ヒメもう我慢できない」

母のくせに、まるで少女のように自分を名で呼ぶ。そして「チンチン」などと言い放ったが、それは父のモノを指しているのだろうか。

「父さんもおっぱい飲んでるだけで出ちゃいそうだよ。袋ん中が赤ちゃんの種で爆発しちゃいそうだ。おい龍、こっち側で、最後まで見てなさい」

最後が何かわからぬが、父がベッドの足元の方へ促したので、大人しく従った。

このとき、龍都の中では得体のしれない新たな感情が芽生え始めていた。
戸惑いや不安や嫌悪感以外の、妙にざわつく感情だ。昂りのようなものを伴って、股間から発生したむず痒さが、幾筋にもなって背骨を迫り上がってくる。

だがその正体は、まだこの時には分かりようがなかった。
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