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―不還―
第8章 暗闇の中…一筋の安寧 2

中をそっと覗くと、カーテンを閉めていないせいだろうか、
月明かりが薄っすらと部屋に差し込んでいる。
入り口の小テーブルにランプを置き、後ろ手にそっと扉を閉める。
ランプの灯火は思いのほか小さかった。
薄暗闇の中、慣れない目でリヴァイを探す。
部屋の奥の壁際にあるベッドの上、小さな窓があるその隣に
座っているような人影が見える。
一歩一歩、足を踏み入れるとそこには、
片膝を立てて壁にもたれて目を閉じているリヴァイの姿があった。
思わず息を飲んで見つめてしまう。
…寝ているのか、起きているのか…分からない…。
恐る恐るベッドの傍まで歩み寄っていくと、
「…来ると思っていた、エレン…」
突然の意外な言葉にエレンはドキッとしてしまった。
リヴァイの瞼がゆっくりと開いて二人の視線がかち合う…。
ドクン…ドクン……
鼓動が自分でもうるさく感じるほど脈打っていて、
もう何から話していいのか、今何と返事をしたらいいのか、
完全に頭の中は容量オーバーになっていた。
月明かりが薄っすらと部屋に差し込んでいる。
入り口の小テーブルにランプを置き、後ろ手にそっと扉を閉める。
ランプの灯火は思いのほか小さかった。
薄暗闇の中、慣れない目でリヴァイを探す。
部屋の奥の壁際にあるベッドの上、小さな窓があるその隣に
座っているような人影が見える。
一歩一歩、足を踏み入れるとそこには、
片膝を立てて壁にもたれて目を閉じているリヴァイの姿があった。
思わず息を飲んで見つめてしまう。
…寝ているのか、起きているのか…分からない…。
恐る恐るベッドの傍まで歩み寄っていくと、
「…来ると思っていた、エレン…」
突然の意外な言葉にエレンはドキッとしてしまった。
リヴァイの瞼がゆっくりと開いて二人の視線がかち合う…。
ドクン…ドクン……
鼓動が自分でもうるさく感じるほど脈打っていて、
もう何から話していいのか、今何と返事をしたらいいのか、
完全に頭の中は容量オーバーになっていた。

