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梨果の父サイドストーリー
第12章 愛娘用ディルドの完成
本屋で時間を潰して駅前で落ち合う。
「先生、お待たせしました。」
黒のパンツスタイルに白いブラウスを着ていた。
「フリフリの服はやめたのかな?」
確か大学生時代の藤原くんはいわゆるロリータファッションをしていた記憶だった。
「やだ先生、バイトだから地味にしてるだけよ。残念ながら普段とは違うの。」
「なるほど。」
梨果よりはるかに大きな胸がブラウスを盛り上げていた。
「……」
「ふふっ、いこ?先生。」
「あ、ああ。」
50過ぎの中年男には似つかわしくないお洒落な飲み屋に若い女性と2人で入る。
テーブルに通され席に着いた。
「ここはよく来るのかい?」
熱いおしぼりで手を拭きながら対面に座る藤原くんに訊ねた。
「うん、高田馬場だけど学生はあまり来ないから落ち着くの。」
店内を見渡すと白熱灯の落ち着いた照明の中ジョンコルトレーンが流れていた。
「うん、確かにそのようだね。」
私は水割りを、藤原くんは様々な色彩のカクテルを飲んでいた。
食事をしながら娘とのプレイ内容を一つ一つ話すと予想通りその都度罵られた。しかし学生時代からフランクな女性だったのであまり不快な気分にはならなかった。
「先生は基本的にSですよね。」
「あはは…結果的にそうみたいだね。」
「で、娘ちゃんはドM!きっとあの小説家に開発されたんだろうなー」
「小説家?!」
「娘さんの彼氏?愛人?古川賞作家の一条院巴でしょ?」
「な、なぜそれを!」
「は?だってテレビや雑誌で有名じゃないですか。」
「そ、それは……」
失念していた。梨果とあの男との関係は受賞小説の内容に準じたものと界隈で噂されていたのだった。
「そう言えば……」
「ど、どうしたんだい?藤原くん。」
「一条院巴って……どこかで会ったような……」
「???」
「先生、お待たせしました。」
黒のパンツスタイルに白いブラウスを着ていた。
「フリフリの服はやめたのかな?」
確か大学生時代の藤原くんはいわゆるロリータファッションをしていた記憶だった。
「やだ先生、バイトだから地味にしてるだけよ。残念ながら普段とは違うの。」
「なるほど。」
梨果よりはるかに大きな胸がブラウスを盛り上げていた。
「……」
「ふふっ、いこ?先生。」
「あ、ああ。」
50過ぎの中年男には似つかわしくないお洒落な飲み屋に若い女性と2人で入る。
テーブルに通され席に着いた。
「ここはよく来るのかい?」
熱いおしぼりで手を拭きながら対面に座る藤原くんに訊ねた。
「うん、高田馬場だけど学生はあまり来ないから落ち着くの。」
店内を見渡すと白熱灯の落ち着いた照明の中ジョンコルトレーンが流れていた。
「うん、確かにそのようだね。」
私は水割りを、藤原くんは様々な色彩のカクテルを飲んでいた。
食事をしながら娘とのプレイ内容を一つ一つ話すと予想通りその都度罵られた。しかし学生時代からフランクな女性だったのであまり不快な気分にはならなかった。
「先生は基本的にSですよね。」
「あはは…結果的にそうみたいだね。」
「で、娘ちゃんはドM!きっとあの小説家に開発されたんだろうなー」
「小説家?!」
「娘さんの彼氏?愛人?古川賞作家の一条院巴でしょ?」
「な、なぜそれを!」
「は?だってテレビや雑誌で有名じゃないですか。」
「そ、それは……」
失念していた。梨果とあの男との関係は受賞小説の内容に準じたものと界隈で噂されていたのだった。
「そう言えば……」
「ど、どうしたんだい?藤原くん。」
「一条院巴って……どこかで会ったような……」
「???」