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梨果の父サイドストーリー
第13章 愛娘型オナホ基金
藤原くんが企画したオリジナルオナホについて話を聞いた。

「MRIまで使うの?」

「はい、膣内部の造形はもちろん、膣圧計も使って締まり具合もその女性の膣に似せて作ります。」

「な、なるほど……」

(うーん、欲しい……)

「で、それ商品化したらいくらで売るつもりだい?」

「もちろんワンオフなのでそれなりにする計算ですね。ざっくり50万円くらいかなーと考えてます。」

「50万円か厳しいな……」

「たけど一度データさえ取って数を作れば単価は安くなりますよ。」

「数?!他人にも売るってこと?!」

喜ぶ人は数多だとは思うが作り物とはいえ娘の膣の感触を多くの男たちに味あわせると思うと複雑ではある。

「その後の単価は10万ほどですかね。」

「な、なるほど……」

「どうです?先生、私の企画に投資してみません?」

「い、いや。考えておくよ……」

「ええ~!!」

「あはは……」

魅力的ではあるが薄給大学講師には厳しい金額だ。


藤原くんと別れ列車に乗って家路につく。ほろ酔いではあるが、手には今日受け取ったオリジナルディルドの紙袋を忘れず大事に携えている。

(早く梨果にこれを挿入したい……)

自宅最寄り駅に着く。駅なかの本屋は既に閉店していた。

「もうそんな時間か……」

商店街を通って自宅を目指す。
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