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女堕ち
第1章
遼一は美羽を抱きながら有紀子の身体を想像した。
美羽のように丸々と膨らんだ果実ではない。
もう実り切ってしまったのだ。
そして誰からももぎ取られることなく放置されたのだ。
しかし、まだ食べられないわけではない、その実はひとりで熟成期に入る。
かつて、ぱんぱんに隙間なく硬く締った実は、徐々に自分の細胞から汁を滲みださせ、とろとろと溶け始める。
そして内側から支えれていた表皮は、支えをなくししぼみ始める。
もう押しても、はね返す弾力を失はないが、代わりに絡みつくような粘度をもった実になる。
それはそれで独特の芳香と触感を味わえる。
有紀子は今、その時だ。
有紀子も無意識にそれを自覚しているだろう。
今この時期を逃せば、誰からももぎ取られる機会はなくなるだろうと。
それが分かっている女は堕ちる。
美羽のように丸々と膨らんだ果実ではない。
もう実り切ってしまったのだ。
そして誰からももぎ取られることなく放置されたのだ。
しかし、まだ食べられないわけではない、その実はひとりで熟成期に入る。
かつて、ぱんぱんに隙間なく硬く締った実は、徐々に自分の細胞から汁を滲みださせ、とろとろと溶け始める。
そして内側から支えれていた表皮は、支えをなくししぼみ始める。
もう押しても、はね返す弾力を失はないが、代わりに絡みつくような粘度をもった実になる。
それはそれで独特の芳香と触感を味わえる。
有紀子は今、その時だ。
有紀子も無意識にそれを自覚しているだろう。
今この時期を逃せば、誰からももぎ取られる機会はなくなるだろうと。
それが分かっている女は堕ちる。