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女堕ち
第1章
「パパ、もっとぎゅっと、して……」
そして、もっとして欲しくなる。
遼一は両手で美羽を力いっぱい抱きしめた。
「ああっ!」
女は……女は、男から物理的に強く抱きしめられることに悦びを感じる。
いや、癒される、と言ってもいいかもしれない。
一種、女には麻薬のような効果を与える。
キスよりも効果的だ。
女はそれで“自分はこの男に強く求められている”と感じる。
それが、女に“女としての安心感”を与えるのだ。
それは時に言葉より雄弁だ。
これも遼一が女たちから学んだことだった。
だから遼一は、有紀子を抱きしめた。
有紀子の身体、そして有紀子の“女”に、それは深く刻まれ、痕を残しただろう。
もう忘れることは出来ないはずだ。
そう、それはやはり麻薬だ。
俺を求め始めるのは時間の問題だ。
あと最後の一押しをするだけでいい。
そして、もっとして欲しくなる。
遼一は両手で美羽を力いっぱい抱きしめた。
「ああっ!」
女は……女は、男から物理的に強く抱きしめられることに悦びを感じる。
いや、癒される、と言ってもいいかもしれない。
一種、女には麻薬のような効果を与える。
キスよりも効果的だ。
女はそれで“自分はこの男に強く求められている”と感じる。
それが、女に“女としての安心感”を与えるのだ。
それは時に言葉より雄弁だ。
これも遼一が女たちから学んだことだった。
だから遼一は、有紀子を抱きしめた。
有紀子の身体、そして有紀子の“女”に、それは深く刻まれ、痕を残しただろう。
もう忘れることは出来ないはずだ。
そう、それはやはり麻薬だ。
俺を求め始めるのは時間の問題だ。
あと最後の一押しをするだけでいい。