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幼なじみのフヒト君
第1章 フヒト

嬉しくもあったが、回りにいた不日人ファンは怖かった。

だからではないが、彼女ではなく腐れ縁の幼なじみだと言って否定して回っていた。

まあ、小学生の頃から知っている友達は、私達はいつも一緒に居たことを知っている。

だから、味方になってくれて難を逃れていた。



「舞ちゃん。帰ろう?」

ある日、何時ものように授業が終わった不日人がわたしのクラスに迎えにきた。

「うん。」

わたしも身仕度を終え、立ち上がる。

あれ?不日人がなんかソワソワしている。

わたしの手を取りグイグイ引っ張って行くのだ。

ははぁ~ん。

こういうときはだいたい、不日人が新しい獲物(笑)を見つけた時だ。

また、なんか興味をそそられるものを見つけたな?

ニヤニヤしながら、不日人に付いて帰宅する。

家についたのだが、何故か不日人は真っ直ぐ自分の部屋へとわたしを引っ張っていく。



何時もは一旦自分の家に帰り、着替えてから不日人の興味に付き合う。

だが、今日は帰してもらえなかった。

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