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双り
第8章 すずちゃん


「…はぁ」

階段を駆け下りる音がする。

私は一人になった寝室で、深いため息をついた。

ちょっと疲れたな…。

ホントは自分もキッチンに降りて、りんちゃんの手伝いがしたかったけど…、りんちゃんと違って私は不器用だし…。

…それでもいつもは手伝ってみたりしてたんだけど。
もちろんあまりの手際の悪さに怒られたりして(笑)
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