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ペロペロ
第1章 隣の家はお化け屋敷?
どうして男が髪を洗えるのか、妖怪?
やっぱり妖怪なの?
大正って…今、令和だよ?
令和、平成、昭和、大正…
「めっちゃジジイじゃん。」
美容師さんに洗ってもらっているような気分になり、ついリラックスして返事をしてしまう。
「お前からしてみればな!まぁ〜、俺もこんなに現世に留まると思ってなかったよ。え?俺って地縛霊的な?」
「怖っ!!でもさ、よく知らないけど、地縛霊ってその土地に縛られてるから動けないんじゃないの?しかも、なんで人に触れられるワケ?」
「…そんなの、俺にもわかんねーよ。いい加減、成仏して〜わ。おい、洗い流すぞ?」
男はそう言うとシャワーをかけて優しく髪の毛を洗う。
シャワーを止めたときに
「…ちょっと、アンタ手慣れすぎじゃない?」と、言うと
「散々、ヒトミの髪の毛洗ってたからな。」
「えっ、ヒトミって誰?」
「ヒトミはさっきのジジイの嫁だよ。アイツ、年取ってから目は見えにくくなるし、肩も上がらねぇ、腰は痛いわ文句ばっかり言って、俺を呼びつけては頭洗わせてたからな。ヒデェ奴だ。」
と、悪態つきながらフッと笑った。
「さっき、アンタ若い頃がどうこうって…。」
「あんなの嘘に決まってるだろ、ずっとそばにいて手を貸してたなんてジジイが知ったら、ショックだろうが。」
と、ひろじぃを思い遣る発言をしてきたのでミコトは驚いた。
「死んでるのに、血が通ってるのね。」
というと、
「お前、なかなか失礼な奴だな。」と、ムスッとする。
「面白いじゃん、アンタ。」
「アンタじゃなくてシュウサクだ。」
「私も、お前って名前じゃない。ミコトよ。」
二人は、フッと笑った。
やっぱり妖怪なの?
大正って…今、令和だよ?
令和、平成、昭和、大正…
「めっちゃジジイじゃん。」
美容師さんに洗ってもらっているような気分になり、ついリラックスして返事をしてしまう。
「お前からしてみればな!まぁ〜、俺もこんなに現世に留まると思ってなかったよ。え?俺って地縛霊的な?」
「怖っ!!でもさ、よく知らないけど、地縛霊ってその土地に縛られてるから動けないんじゃないの?しかも、なんで人に触れられるワケ?」
「…そんなの、俺にもわかんねーよ。いい加減、成仏して〜わ。おい、洗い流すぞ?」
男はそう言うとシャワーをかけて優しく髪の毛を洗う。
シャワーを止めたときに
「…ちょっと、アンタ手慣れすぎじゃない?」と、言うと
「散々、ヒトミの髪の毛洗ってたからな。」
「えっ、ヒトミって誰?」
「ヒトミはさっきのジジイの嫁だよ。アイツ、年取ってから目は見えにくくなるし、肩も上がらねぇ、腰は痛いわ文句ばっかり言って、俺を呼びつけては頭洗わせてたからな。ヒデェ奴だ。」
と、悪態つきながらフッと笑った。
「さっき、アンタ若い頃がどうこうって…。」
「あんなの嘘に決まってるだろ、ずっとそばにいて手を貸してたなんてジジイが知ったら、ショックだろうが。」
と、ひろじぃを思い遣る発言をしてきたのでミコトは驚いた。
「死んでるのに、血が通ってるのね。」
というと、
「お前、なかなか失礼な奴だな。」と、ムスッとする。
「面白いじゃん、アンタ。」
「アンタじゃなくてシュウサクだ。」
「私も、お前って名前じゃない。ミコトよ。」
二人は、フッと笑った。