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お嬢様、お仕置のお時間です
第1章 学園でのお嬢様
「今回もミナ様は満点かしらー」
「素敵だわ」
「トップを維持するミナ様♡」
生徒はミナに対し尊敬と憧れが強い。
そんなミナだけは冷や汗をかいていた。
「今回は難しかったけど問題はないと思うわ」
右手で髪を耳にかけながら笑顔でそう答えた。しかしミナの心臓だけが正直者であり、次第に鼓動が強くなっていく。
そう、ミナは学年トップではなく、学園最下位維持者であった。
ここは4歳から通える学園で幼等部2年、小等部6年、中等部3年、高等部3年と別れていて、1年ごとに学年があがる。しかし高等部の3年生だけは少し違う。赤点を取っている間は卒業が出来ず、卒業式後に追試が終わるまで卒業証書を受け取ることができない。
もちろん追試は学園で行うわけではないので、卒業式後だと息抜きする場所を失い、家や屋敷など常に監視のいる所で地獄を見る事になる。
そしてこの学園のシステムにより、赤点者は誰なのかお互いに知ることがないため、生徒全員は勘違いしたまま卒業することになるだろう。
「素敵だわ」
「トップを維持するミナ様♡」
生徒はミナに対し尊敬と憧れが強い。
そんなミナだけは冷や汗をかいていた。
「今回は難しかったけど問題はないと思うわ」
右手で髪を耳にかけながら笑顔でそう答えた。しかしミナの心臓だけが正直者であり、次第に鼓動が強くなっていく。
そう、ミナは学年トップではなく、学園最下位維持者であった。
ここは4歳から通える学園で幼等部2年、小等部6年、中等部3年、高等部3年と別れていて、1年ごとに学年があがる。しかし高等部の3年生だけは少し違う。赤点を取っている間は卒業が出来ず、卒業式後に追試が終わるまで卒業証書を受け取ることができない。
もちろん追試は学園で行うわけではないので、卒業式後だと息抜きする場所を失い、家や屋敷など常に監視のいる所で地獄を見る事になる。
そしてこの学園のシステムにより、赤点者は誰なのかお互いに知ることがないため、生徒全員は勘違いしたまま卒業することになるだろう。