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混沌の館
第6章 30代バツイチの美女
 席に着き、改めて久美の容姿を確認した。

 髪はショート、目は大きくややつりあがった猫目で綺麗な二重瞼をしている。顎も細く、端整な顔立ちをしていた。何よりスタイルが良い、身長は162~3だろうか、スレンダーという事だったが普通体型に見えた。胸やお尻周りのボリュームも程よい感じだった。


 レベル的には、美香と夏希の中間だろうか、そんなことを考えていた。

「すみません、今日は。突然誘っちゃって、迷惑じゃなかったですか?」

「いや、夜は暇だから、自由にできるんです。僕のほうこそ、誘ってもらえて嬉しかったです」


 割りきりだろうとそうでなかろうと、やはり最初は緊張する。ぎこちない会話が続いた。

 既にメールで大方のあらすじは知っていたが、ここで改めて久美の詳しい情報を知った。



 久美は、現在36歳で2年前に離婚。子供はいなかったので、離婚を機に実家のあるこの街へ戻ってきた。暫くは実家で過ごしていたのだが、昔気質の両親は離婚した娘に冷たく、いたたまれなくなり実家を出て一人暮らしを始め、1年ほどが過ぎていた。

 仕事は親の紹介で病院の事務をしている。元々人付き合いが苦手で地元ではあるが友人も少なくまた、異性に出会う機会も少ない為、出会い系サイトに登録したのが2か月前、私より少し前の事だった。


中学高校とバレーボールをやっていたので地元のママさんバレーのチームに入って活動している。週に3日ほどその練習に取られていて、たまに試合等で休みの日は潰れるという事だった。


 私に興味を持ったのは、メールで教えてくれた通り寂しそうな感じが伝わったのと、同じ街に在住ということで、その気になれば直ぐに会えるかなと思ったからだという事だった。



 会話が弾んだとは言えないが、容姿は申し分ない。それにどこか影のあるミステリアスな雰囲気に、私は一瞬にして久美に惹かれてしまった。



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