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想い人
第7章 【続】第二章・絶対私の想い人
(恥ずかしいっ…今更だけど、そんな格好してたなんて…っ)


露天風呂で逆上せて透也に”続きは夜”って言われたから、浴衣の下には彩華先輩と買いに行った勝負下着を着けていた。

シュシュに合わせて、黒の光沢布地にレース付き。下は、サイドが紐になっているもの。

初めての紐パンを、今夜透也に初披露しようと思ってたのに…‼︎


─────あれ?

て事は、透也は片山さんじゃなくて、私に反応してくれたって事?


「透也っ」

「えっ? 美空⁈ 」

透也の首に腕を回し、必死に背伸びをして唇を奪う。

「大大大好きっ」


私の言葉にニッコリと微笑む透也。

ドキン───…

ああ、ホント大好き。


「このまま少し散歩しよっか?」

「うん」

差し出された透也の大きな手に、自分の手を絡ませた。


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