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想い人
第3章 それぞれの想い人
透也が頼んでくれたデザート。
さっきまですごく美味しくてはしゃいでいたのに、今は味がしないよ。

ねぇ透也、蕾さんと透也はどんな関係なの?
なんで蕾さんの両親と食事に行ったの?

私と蕾さんと…どっちが好き?


「この後、どうする?」
電話を終えた透也が笑顔で戻ってくる。

蕾さんとは何の話をしたのかな?
もしかしたらこれから会うのかな?

「…………帰ろ?」
聞けない言葉が頭の中をグルグル回り、私はまた”逃げ”に回っていた。

だって…聞いたらこの関係が終わっちゃう。
5ヶ月の記念日、お祝い出来なくなっちゃう。

楽しい時間を過ごしてしまった分、私の心はまた揺れ始めていた。


「……美空……」
ぎゅーっと突然透也に抱き締められた。


「……俺んち来ない……?」

「え?」

優しい透也の瞳。

今夜は、私と一緒に居てくれるの?


─────バカな私。
何で笑顔で頷くの?

4ヶ月記念をキャンセルされて、誕生日なんて忘れられて……。

結果の見えてる恋に必死にしがみついてた。
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